hiyomi circle と 二十四節気
「 二十四節気 」は、古くから農業や旬を楽しむ目安として
暮らしの中で親しまれてきたささやかな季節の変化を伝えてくれる生活暦です。
hiyomi circleは2021年から「 二十四節気 」をテーマに1年ごとに4作品、
6年間をかけて現代に沿った二十四節気を版画作品として提案していきます。
めまぐるしく過ぎる日々の中で、小さな季節の楽しみを見つけてみませんか。
![]() 立春|Risshun |
![]() 立夏|Rikka |
![]() 立秋|Risshu |
![]() 立冬|Ritto |
![]() 春分|Shumbun |
![]() 夏至|Geshi |
![]() 秋分|Shubun |
![]() 冬至|Toji |
![]() 雨水|Usui |
![]() 小満|Shoman |
![]() 処暑|Shosho |
![]() 小雪|Shosetsu |
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立春|Risshun

芳木 麻里絵 《うららかな春》 Silkscreen on paper
「立春」の頃に咲く「梅」は「百花の先駆」として咲きはじめます。
梅の干菓子、あられ、パステル色のお菓子を散りばめて、春への期待を表しました。
立夏|Rikka

宮田 雪乃 《活動する器》 Drypoint on paper
草花が茂り虫が鳴き出す「立夏」の時期に、陽気がぐんぐんと増していく様子を描いています。
水を張った器にその様を閉じ込めて楽しみたいものです。
立秋|Risshū

桐月 沙樹 《月草》 Woodblock print on paper
「立秋」の頃に咲く「露草」は、朝に咲き午後にはしぼんでしまう植物です。
万葉集では「夜の気配を残しているような青」だから「月草」と名付けたという説もあるようです。
立冬|Rittō

堂東 由佳 《寝ている間に》 Silkscreen On Paper
「冬の始まり」と聞いて頭に浮かぶのは、徐々に葉が落ちていく木々とお布団の気持ち良さです。
寝ている間に季節が進んでいく様子を表現しました。
春分|Shunbun

堂東 由佳 《光と影の絵》 Cyanotype
昼と夜の長さがちょうど同じになる日にちなんで日光を使ってサイアノタイプに挑戦しました。
春の日の光の具合を記録するように焼き付けました。
夏至|Geshi

芳木 麻里絵 《melon》 Silkscreen on paper
夏至の頃に旬を迎えるメロン。
レースのようで有機的な網目模様と美しい断面のグラデーションに見惚れてしまいます。
食べ頃を知らせてくれる甘い香りも愛でてからいただきます。
秋分|Shūbun

宮田 雪乃 《混じる器》 Drypoint on paper
昼と夜が入れ替わる時間帯のような雰囲気で、
実のなる植物と器が混じるような作品をつくりました。
冬至|Tōji

桐月 沙樹 《冬至の七草》 Woodblock print on paper
冬至に「ん」がつくものを食べると「運」が呼び込めるといういわれがあります。
体を労わりながら忙しい師走を乗り切りれるよう、7つの「ん」のつく食材を彫りました。